ちょっと古いC-MediaコントローラのサウンドカードとWindows 10

世間一般の自作PCユーザには縁のない話で、どちらかといえばサーバマザーボードを使ってPCを自作してクライアント向けのWindows 10をインストールして使うような逸般的なユーザ向けの内容…かどうかはともかく、気になって調べてみたのでメモ代わりに書いてみました。

サーバ用マザーボードだとオンボードサウンドがないことも少なくないですが、いざ音を鳴らそうとサウンドカードを付けようとしても、宗教上の理由でCreativeはダメだという場合に、C-Mediaなんかのコントローラのサウンドカードを付けることがあるかもしれません。 

しかし、安価に購入できたCMI8738とかCMI8768のサウンドカードはもうC-MediaはWindows 10用ドライバをサポートしないそうです。

For CMI873x or CMI876x series, C-Media no longer support Win10 driver.

引用元:https://www.cmedia.com.tw/support/download_center

残念ながら、手持ちのサウンドカードに当該シリーズのものがないので試してはいないのですが、職場で確認したCMI8768のサウンドカードはWindows 10のInboxドライバでアナログ出力は機能したけれど、S/PDIF出力は機能しませんでした。サウンドカードによってどこまで動作するかは違いがあるのかもしれませんが、当該シリーズのものは最早Windows 10でこれまでのWindowsと同じように使おうなんてことは考えないほうが良さそうです。

For CMI878xCM88xx, or USB Audio series, please contact your product vendor to get customized Win10 driver.

引用元:同上

こういうふうに、新し目のCMI8788とかCMI8888なんかはサウンドカードのベンダーを確認してくれということになっているので、サウンドカードのベンダー次第で使えたり使えなかったりということになります。

そういうわけで、とりあえず音が出せればいいということであれば、古いC-Mediaのサウンドカードでもなんとかなる可能性があり、新しい(と言ってもずいぶん経つ)ものであれば対応ドライバがあるかもしれないということになります。

 

そもそも、ケチらずにASUS Xonarのエントリーモデルでも買えばそれで解決なのですけどね。